MUTEK.JP - 電子音楽 × デジタルアートの祭典『MUTEK』

Daito Manabe & Kamitani Lab

Daito Manabe & Kamitani Lab

dissonant imaginary

- Japan

本作品は脳活動と音/映像の関係性、クロスモーダル現象に関するアートプロジェクトを通じて制作されたオーディオビジュアルインスタレーションである。脳活動と感性・感覚、そしてインプットされるイメージや音との関係を解明することは興味が尽きない問題であり長い歴史を持つ。

 

脳波(Electroencephalogram, 以下 EEG)の検出と解析はデバイスが安価であることに加えて信号が扱いやすいことから、以前から試みられてきているが、様々な脳活動の総和を取得することしか出来ないため、”被験者が覚醒しているのかどうか”など、大雑把な状態しか把握できず、脳活動の解析とアートの融合はコンセプトのみが先走り実際には大きな成果をあげることはなかった。

 

身体表現と数学の関連から作品を制作している真鍋は、深層ニューラルネットワーク(Deep neural network model、以下DNN)を技術的に用いた身体表現など、脳を含めた身体研究に関する先端的科学につねにアクセスを試みてきた。

 

一方、京都大学 / ATRの神谷之康研究室では機能的磁気共鳴画像法(functional magnetic resonance imaging, 以下fMRI)により計測されるヒトの脳活動パターンを機械学習によるパターン認識で解析することで、心の状態を解読する「ブレイン・デコーディング」と呼ばれる技術を世界に先駆けて開発してきた。近年ではブレイン・デコーディングとDNN、大規模画像データベースを組み合わせることで、脳活動パターンから、知覚・想起している任意の物体を解読する方法も開発し世界中から大きな注目を集めている。

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